1998/07/23

お金の話

いやはや、早いモノでアメリカ滞在期間も丸4年になりました。

マメに更新して居ませんが、ときどき来て下さって居る方ありがとうございます(^-^)所で、アメリカに来てお金に対する最近の一番の教訓は、

アメリカ人の友達にはお金を貸すな。」

ということです。ナンダ、人種差別・国民差別じゃないか?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、まぁ経験を聞いて下さいませ。反論のある方は、メールくださいまし〜。。

 私は、某大学のESLの英語教師にお金を貸して大変な目に合いました。パートタイムで大学の教師をしていて、普段はアメリカ政府の商務省に務めているお偉いさん。普通に考えるとエリートで、お金を生徒に借りること事態、変なんですけどね。

 「日本の某大阪女子大で、英語を教えていたことがある。」

 という某S先生は、教師歴10数年で、教え方も良く親切丁寧な方でした。商務省ではホームページを作っている言うことで、日本にも滞在していたという事で、親近感を持った上に、Mickeyの英語のレポートをE-mailで添削してくれるという親切さ。「僕は見返りは期待していない。ただ、親切が好きなんだ。」などという、親切セリフが決まり文句。やはり、留学経験があるひとは違うなあ、などと感心していました。

 プライベートな話題も多々あり、「カリフォルニアにガールフレンドがいるんだ。今年の夏は会いに行くんだ。」と意気揚々として居たのに、突然「急にクレジットのトラブルがあってお金が借りられなくなった。」などと言いだし落ち込んでいたS氏に、可哀想に思ってしまったMickeyは、旦那と相談してお金を貸してあげることに。前回、だまされた経験もあり、ちょっとは心配だったので、契約書を書いて貰うことに。契約書を書いて、1500ドルを貸しました。最初は2週間くらいで帰ってくるだろうと思っていたら、ぜんぜん音沙汰ナシ

契約書での2ヶ月後に催促したら、遅れて謝ることナシに、「今月は300ドルしか返せないから、取りに来て。」という。誤りもせず、「取りに来て」とはどーいうこっちゃと、「謝るのが普通じゃないの?」と怒ると君は典型的な日本人だね。アメリカ人は謝るのは恥なんだ。僕に恥をかかせないでくれ。」などと反対に怒りだす始末。とりあえず、この時は、月々に100ドルずつ返す、月々返済プランで合意。情けないのは、「僕はお金とオンナにはだらしないんだ」などと、自分で開き直る<(`^´)>始末。(威張るなよ(シ千)って思ったけど。。。)聞けば、アメリカ人の奥さんと日本に行って某大阪女子大で教えていたときに、生徒と不倫して解雇になったそうな。その生徒と結婚して、アメリカに来たけどアメリカでも不倫をして離婚したとか。でも、その奥さんとは一緒に暮らしてるとか、出てくる出てくるフクザツ怪奇な過去

こ、、、これが典型的アメリカ人かっ?と思っている矢先に、某有森美雪のガブちゃんニュース。 某有森さん、早めに見切りを付けた方がいいですよう。(T人T)合掌 などと、心の中で手を合わせて祈る私。彼女も、アメリカ滞在一年未満+男性とのお付き合いナシ状態で選んだ相手だからかなあ。15年くらい経って、自分の財産を全部使われてから、後悔するのかしら。。などと思ってしまった。

 所で、月々100ドル返済プランも数カ月で滞り催促すると、

「僕は破産したんだから、返済する義務はない。」などと言い出す始末。冗談はよしてくれと、ほとほと困って友達に相談すると、「学校に相談した方がいいよ。」ということで、大学に相談。

「お金のやり取りは、生徒&先生であっても、個人的な事だから学校では扱えない。弁護士を雇いなさい。」と冷たいお言葉。友達に相談して、警察に事情を話すと、以前のメールが問題になり、警察から学校に報告。で、やっと大学も取り合ってくれる事になり、学校が双方に事情聴取。驚いたのは、そのS氏「Mickeyは僕のストーカーで、お金も無理矢理貸すと言ってきた。」とか、「僕が付き合いを断ると、自殺未遂をした。」などと嘘から嘘を平気でつく。驚いたの驚かないのって、言葉にはなりましぇ〜ん状態。S氏のクラスは夜のクラスだったのだけど、私は夜はいつも夫に送り迎えをして貰っているのだ。いつストーカー出来るって言うの?なのに、「目撃者も居る。」などと、言い出す始末。

 しかし、お金の問題が解決していないのに、大学に「その問題は解決した。」などと言っていたS氏。しかし、その大学の聴取の次の日の日付で、Mickeyの弁護士からS氏宛「生徒を利用して、お金を借りるとは、アナタは間違っている。すみやかに返すべき」などと、手紙を書いて居るので、S氏の嘘はすんなり発覚

 S氏は某大学の職は解雇になりました。しかし、パートタイムの仕事、別にアメリカ商務省には平和に続けているらしい。まあ、確定はされてないけど、クリントン大統領も国民に嘘を平気でついてるみたいだし、あのボスあって、この下っ端ありって感じです。

さてさて、お金はどうなったかと言うと、最終的に500ドルは返却されましたが、1000ドルは未返却。そうこうしている内に、ホントに裁判所からS氏の2万5千ドルでの破産通知が来てました。私は詐欺じゃないかと、疑ってますが、裁判だのナンダのしてると弁護士費用もかかるし、時間もかかるし、頭も痛いので追求するのはやめました。

今回学んだ事の一つに、

「友達と思うアメリカ人にはお金を貸さない。」

という事です。他のアメリカに滞在年数がながい友人に聞くと口をそろえて言われました。多くのアメリカ人が、「借りた金は自分の金。」というように振る舞い、平気で遅れるし黙っている。反対に取り立てる方が罪悪感もっちゃうようになるとか。口々に揃えて言っていました。大体、銀行がお金は貸してくれるわけだし、個人でお金を貸すときはあげるつもりで貸した方がいいとか。しかし、官庁勤めで大学教師だとちょいと信用しちゃいました。職は関係ないようですねえ。

 日本でも同じような事は言われるけど、日本以上にシビアなようで、なかなか教訓になりました。


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